いじめを防ぐ場合
いじめを防ぐことに意識を注ぐ
いきなり最初から深刻ないじめが起こることはありません。子供同士の日頃の
関係の積み重ねの中で、ちょっとしたことがきっかけとなっていじめがはじま
るのではないでしょうか。
最初は限られた少数の子供たちの間で行われ、次々と他の子に伝染していくの
です。気づいた時には学級全体、場合によっては学年全体ででいじめが行われ
ていたということになるのです。
そうなってから対応を始めたのでは、手遅れに近い状態と言えるでしょう。い
じめに対応するのではなく、いじめを防ぐことを全力でいしきしなければいけ
ません。
いじめを防ぐために、かすかな兆候を見逃さない、ということが必要です。
いじめと闘う決意を宣言しておく
いじめとは、どのようなものなのか。いじめによって命を奪われる場合も起き
ていること。いじめられた者、いじめた者の悲劇。いじめの構造と恐ろしさを
しっかり子供に教えておくことが大切です。
そして、いじめに対しては、家庭、学校、地域、が戦うことを伝えておきまし
ょう。いじめが起きれば、子供にかかわるすべての大人が、いじめとの戦いに
参加するということを子供たちに知らせておくのです。
もしいじめが起きたら、もしいじめをしたら大変なことになるよ、と子供に教
えておけば、いじめを防ぐための指導を効果的に行うことができるのではない
でしょうか。
からかわれる対象になる
遊びが高じて本人が嫌がっているのにもかかわらず、周りの子にからかわれて
いるのを見かけたから、必ず注意しましょう。
まずは、「それは遊び?楽しい?」と声をかけてみましょう。からかっていて
子供は、「遊びです」と答えるかもしれません。
そこで、からかわれていた子に尋ねます。「○○君、今の気持ちをみんなに教
えてあげて」と。からかわれていた子は、嫌だったとか、悔しかったとか言う
でしょう。
「○○君に言った事を聞いた?この様子を見てどう思う?」ここまで言うと、
さすがに反省します
最後に遊びという感覚でやっていることが、相手を傷つける場合があるという
ことを理解させましょう。
そして、「相手の様子を見て、これ以上やってはいけないということを自分で
わかるように」と教えましょう。
非難を受けやすい子
何気ない発言が周りの子から非難を受ける子がいます。その子の言葉が癇に障
るのでしょう。
そういう場合、最初は周りの子に、その子のどのような言葉が癇に障ったのか
を聞きます。本人に聞かせるように言います。そして、その子に「このような
言葉は人の気を悪くさせる」ということを教えましょう。
次に周りの子を叱ります。「あなたたちが怒るのはよくわかる。でも、あなた
たちも気を悪くさせる言葉を返しているのよ、○○君と同じことをしているじ
ゃない。しかも大勢で...○○君も反省しなければならないけど、あなたたち
も反省しなければいけないのよ」